「賢治さんの部屋~宮沢賢治を読む会~」
ご来場ありがとうございました
11月3日 あさくさ劇亭さんで行われた
朗読会が 無事 終演いたしました。
お越しいただいたお客様、この時期に会場を使わせていただいた劇場主さん、
ほんとうにありがとうございました。
イベントの開催、外出することもはばかられるようなこの時期に
消毒をしたり、換気をしたり、マスクの着用をお願いしたり
お客様にもご不自由をおかけして、
演者一同も注意をはらいつつの会ではありましたが、
「みんなの個性があふれてて楽しかった」
「宮沢賢治をもっと読んでみたくなった」
「この時期に開催してくれてありがとう」 などなど ありがたい感想をいただけました。
🍘 どうして紙芝居じゃなくって朗読?
この会は三橋とらさんが声をかけてくれたから実現した会です。
とらさんは、新見南吉さんや宮沢賢治さが大好きな紙芝居屋さんです。
紙芝居で宮沢賢治さんの作品もあるけれど、
原文のままで読むことはあまりありません。
紙芝居用に脚色された台本がほとんどです。
宮沢賢治さんのあの言葉の美しさを読みたいね。
紙芝居屋が本気で朗読やったらどうなるかな。
そんなが話をしたのが1月。
ちょうど同じ頃、世界にひとつ3Dミュージカル紙芝居のどろんこ座の日南田さんとも
宮沢賢治さんを読みたいよねと話してました。
そんな話をちゃんと実現させてしまうのが 三橋とらさんのすごさ!!
今年は、劇場での演劇、音楽もなかなか公演ができず、
紙芝居屋も口演のキャンセルが相次ぎ…
だからこそ 紙芝居屋が3組も11月3日に集まれたんですよね。
例年ならイベントシーズン、それぞれの現場で紙芝居してましたもの。
今、だからこそ 実現した企画だと思います。
🍘 紙芝居と朗読と演劇と
三橋とらさんも日南田さんも
ずーっとお芝居をやっていて、紙芝居屋さんになった人です。
舞台がお客様にどう見えるのかイメージしながら演出します。
公演にむけて、しっかりお稽古いたします。
それは、とらさんやどろんこ座さんの紙芝居をみててもわかります。
かたや、その日、その場限り、いきあたりばったり、ばったばたのせんべい🍘
そうかぁ。 こんな風に考えるんだぁ。すごいなぁ。
驚き、感心することばっかり、 いろいろ学ばせていただきました。
🍘紙芝居
良くも悪くも一人でがんばります。
構成・演出・演じ手も自分、
絵がいきいきと物語を語りだすように
演じ手は、主演、助演をこなします。
絵の助けがあるし、共演者は自分だから、
セリフ忘れてその場でお話作っちゃてもなんとかなります。
お客様と言葉を交わしながら、場の空気を作っていくもの紙芝居
🍘朗読
作者の思いを感じつつ、読み手の感性と声、その語りで
お客様を物語の世界へひきこんでいきます。
🍘演劇
たくさんの人が、それぞれの役割を担ってひとつの作品にしあげていきます。
舞台に立つ人だけでなく、それを支える人たちがいるから幕があきます。
台本をどう読むのか、人によって違う解釈、感じ方を
意見を交わし、稽古を重ねることで一つまとまりのある作品に仕上げていく。
これはあくまでもせんべい個人が、今、思っていることです。
なにが言いたいかって、つまりは
「賢治さんの部屋」 は
それぞれのいいとこどりができたと思っています。
紙芝居屋さんの現場対応力で、お客様との関わりつつ、
演じ手それぞれの感性で、賢治さんを語りつつ、
3人の違った個性を、一つの会として調和させる。
かなりの自画自賛ではありますが、
そのくらい、私にとって 素敵な時間だったんです。
最後にもう一度
※ あくまでも個人の感想です。