◆令和元年◆それでも昭和な紙芝居

◆昭和~平成 そして令和◆

昭和に生まれて、昭和に育ち

平成にヤッサンの紙芝居と出逢い

令和は・・・さらなる飛躍の時代に

 

「自転車の紙芝居、みたことある人?」 と問いかけて、

「みたことある」と答える人の割合が、少なくなってきてるなぁ。と感じる最近。

子どもはもちろん、その親達も平成生まれの方が増えています。

「家にテレビがなかった頃、公園に自転車のおじちゃんがやってきて・・・」と説明をしますが、

実は、私も昭和の時代に街頭紙芝居は見たことがありません。

紙芝居は、図書館で読んでもらうもの・・・というイメージでした。

平成の時代、ヤッサンの紙芝居を見て、

「えっ! これが紙芝居なの?」 と衝撃を受けました。

昔ながらの自転車の紙芝居 だけど それだけじゃない。

人の心をつかんでしまうなにか。

それって、なんだろう??? を追っかけて 今のせんべいがいます。

      ◆昭和は遠くなりにけり◆

一日、一日 時間は過ぎて、時代は変わっていきます。

人と人との関わりかたも なんだか変わってきたような気がします。

向こう三軒両隣 ご近所さんの家族構成はもちろん、へそくりの隠し場所まで知ってたり、

学校の名簿には、住所、電話番号だけでなく親の名前も書いてあったり、

道で知らないおじさんに、「○○さんとこのお嬢さんでしょ」なんて声をかけられても、

「キャー!!おまわりさん」 なんて逃げたりしませんでした。

その位、ご近所さんが家族に近かったんですかね。

それが・・・

お隣さんの顔をみたこともないとか、

学校の連絡網は住所はもちろん電話番号だって自分が前後の人しか書いてないとか、

知らない人とは話しちゃいけないとか、

仲のいい人ととの距離は、とっても近くなって常に通信で話しているのに、

そうじゃない人との距離は、とっても遠くなったようにも思えます。

 

◆今だからこそ昭和な紙芝居◆

1人1台スマホをもって、

色々な情報は、すぐに検索できて、

いつでも人と繫がっていて、遠くの人とでもすぐに連絡ができる。

昭和の時代には夢だったテレビ電話も、その小さな機械が実現してくれた。

とっても便利で夢のような時代ですよね。

色々なことができるようになりました。

でもね、

同じ場所に居て、同じ時間を共有して、

言葉を交わすからこそ伝わる想い。

その場に一緒にいるからこそ、うまれるなにかが あると思います。

笑いながら、楽しみながら、人との人との関わり、距離を感じる。

そんな場を紙芝居を通して作りたい。

昭和のお茶の間

丸いちゃぶ台を囲んで、家族が集まる

「ちょっとお茶でものんでいきなよ」と 回覧板を持ってきた隣のおばちゃんを呼び込む

ワイワイ ガヤガヤ

ひとりひとりを尊重しながら 関わりあって  想い合う

 

ま、難しいことはいわずに、

同じ時代にいきているんだからさ、

紙芝居を囲んで、笑ったり、考えたり、おこったり、 ないたり、

同じ時間を 過ごしましょ。

 

せんべいの紙芝居★紙芝居師せんべい☆紙芝居使せんべい を

これからもよろしくお願いいたします。

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